困難なのは加盟国外のトップらの逮捕

ICCはこれまでに17の事案を捜査してきました。

アフリカの内戦をめぐって民兵組織の幹部らに拘禁刑を言い渡すなど、4つの事案で11人に有罪判決を出しています。

一方で難しいのは、国のトップらの逮捕です。

プーチン大統領やネタニヤフ首相を含め6人に逮捕状が出されていますが、逮捕できたのは、▼コートジボワールのバグボ前大統領と▼フィリピンのドゥテルテ前大統領の2人だけです。

ICCには逮捕する実力組織はなく、加盟国の警察などの協力で身柄を拘束することになっているからです。

ICCの加盟国は現在125の国と地域。アメリカや中国、ロシア、イスラエル、イランなどは加盟していないので、そうした国にいるうちは逮捕されないのです。