複数のイレギュラーな事態 考えられる可能性とは?
高柳キャスター:
イレギュラーな事態が複数確認されています。

【イレギュラーな事態(1)】
通常であれば、より遠い場所にいる「中継見張員」が旗を使って列車の接近を「列車見張員」に対して伝えます。

その旗は、列車が近づいてきた場合、閉じた状態で上に挙げるそうです。
事故当時の状況について、東武鉄道の佐藤晃一施設部部長は「意思疎通できる状態ではなかった」と話しました(東武鉄道の会見より)。
こういった状況では、何が考えられますか。

鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん:
列車が時刻通り運転されたということは、“中継見張員”は列車の接近に「気づいているはずだ」と周りも思っていたのではないでしょうか。
例えば、▼“旗”が振られなかった・合図が出されなかった、▼無線で呼びかけても応答がなかった、ということが考えられます。
高柳キャスター:
無線が通じなかったときのために、“旗”があるわけですね。

【イレギュラーな事態(2)】
「列車見張員」は、列車が接近してきた場合に“旗”で合図をします。このときも“旗”によって合図されますが、今度は“旗”を開いた状態で上に挙げ、列車の運転士に対して合図を送る手順になっています。

今回は、列車の運転士は“旗”を確認し、警笛で応えています。
実際に現地で警笛を聞いてみましたが、かなり大きな音でした。この警笛であれば、別のことをしていても気付くのではないかと思いました。
本来、列車見張員は作業員に対して旗を挙げる前に、マイクや笛によって待避を促す必要があります。
これに関してはどういったことが考えられますか。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん:
実際に待避は完了したが、▼待避後に何らかの事情で待避した方々が移動した、▼列車見張員が待避したと見誤った、ということが考えられます。
高柳キャスター:
そういったことも含め、安全が取れていたのか現在確認中だということです。














