背中を押してくれた一通の手紙

金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』第4話より

土井監督からのリクエストを受け、登場人物たちの心情を表すような一歩踏み込んだメロディーをイメージしながら曲作りを進めていったharuka nakamuraさん。できあがった音源を最初に渡したとき、土井監督から次のようにつづられた手紙が届いた。

「人と人の間にある、言葉にはしづらい“ゆらぎ”のようなものが音から感じられました」

その内容は、まさに自身が今作品で指針として目指したものと同じだった。

小さい頃から土井監督の作品をよく見ており、「尊敬する存在」と話すharuka nakamuraさん。土井監督といえば、過去作はもちろん、「九条の大罪」(2026年・Netflix)や映画「花束みたいな恋をした」(2021年)など、数多くの話題作の演出を手がけてきたヒットメーカーだ。

そもそも今回2人のタッグが実現した背景には、土井監督からのオファーがあった。

憧れの人からのオファー、そして思いがつづられた手紙。当時を振り返り、こう話す。「一緒にものづくりができることを光栄に思いました。(手紙の中の)ありがたいお言葉は、その後の楽曲制作期間にも背中を押してくれました」。放送が始まった後、「またいつか土井監督とご一緒できる日を楽しみにしています」と返事を書いたそうだ。

互いの信頼が本作をより良いものへと引き上げていったことは間違いない。