TBS金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』を思い浮かべたとき、優しく温かみがありながら、どこか胸が切なくなるメインテーマを思い出す人も多いのではないだろうか。

“劇伴音楽”は、ドラマのシーンひとつひとつを印象づける大切な役割を担っている。作品によって、クラシックやジャズ、エレクトロニックなどさまざまなジャンルの音楽が使用されるが、『Tシャツが乾くまで』では、とくにピアノやアンサンブルの音色が心に響いてくる。

そんな本作の音楽を担当するのは、haruka nakamuraさんだ。TBSドラマの劇伴音楽を手がけるのは今回が初となる。

「喪失」「愛」といった物語の根底にあるキーワードの他、「人と人との関係」「家族」「夫婦」「世間のモラル」などを視聴者に問いかける本作で、どのように音楽を制作していったのか。驚くべき制作スタイルと、本作の演出を務める土井裕泰監督とのエピソードに迫る。