「今やってることは、自宅にいてサポートする誰かがいるからできるのかなって思うけど、息子が将来的に入る施設によると思うんです。描けなくなる時か、本人がいいかなとか、もうやめようかなとか、そう思う時までやればいいんじゃないかな」
いつか、離れて暮らす日が来るまで…今できることに2人で向き合う一瞬一瞬を大切に積み重ねます。
(母・純子さん)
「❝ありがとう❞なんて言ってくれなくても、私はやっぱり尽くさなきゃ…できるだけ寄り添って。本人が話しにくくなったから言葉自体は無くても、それなりに思ってくれてたらいいかな。❝ババアあっち行け❞って思わなかったら良いかな」
(記者)「そんなこと思ってないよね?」
(母・純子さん)「思っとるよね?」
(拓実さん)「(ううん)」
拓実さんは満面の笑みで、首を横に振ってくれました。