青森県弘前市の鬼沢地区で旧正月の伝統行事「裸参り」が22日、3年ぶりに行われ厳しい寒さの中、下帯姿の男たちが冷水が入った大きな樽に飛び込み「水垢離(みずごり)」をとって心と体を清めました。


弘前市の鬼神社(おにじんじゃ)で行われた「裸参り」は400年以上前の江戸時代から続く旧正月の伝統行事で、市の無形民俗文化財に指定されています。今年は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに行われました。
午前9時の気温がマイナス3.6℃と厳しい寒さの中、下帯姿の男たちは、冷たい水が入った大きな樽に何度も飛び込んで「水垢離」を行い、体を清めていました。

※参加者
「これまでずっと参加してたので、久しぶりで良かった」
「ちょうどいいですね!」
※見物客
「見ていてこっちも清められる感じがします」
「(3年ぶりの開催に)感激して涙出そう」

心身を清めた男たちは長さ約20メートルのしめ縄や米俵などを担いで地区を練り歩き、今年1年の五穀豊穣と家内安全を祈りました。