両親は国を提訴 「なぜ注意喚をしなかったのか」

2021年当時 6月~7月にかけて、欧米で心筋炎や心膜炎のリスクが報告され、日本政府も2021年7月7日、ワクチンの添付文書にリスクを明記するよう指示しています。

現在、厚労省はワクチン接種で心筋炎や心膜炎になる可能性について公表していますが、「頻度はごく稀で、ワクチン接種のメリットの方が大きい」としています。

両親はことし6月にファイザー社と国に対し、「当初 心筋炎などの副反応リスクについて添付文書に明記しなかった責任がある」などとして、損害賠償を求める裁判を起こしました。

(ワクチン接種後に息子が死亡した父親)
「国は、息子のような若い男性に心臓の副反応リスクがあることをとっくに知っていたはずです。それにも関わらず、なぜその重大な注意喚起は息子の接種前まで現場や国民に届く形で行われなかったのでしょうか」

接種開始から5年。総接種回数は約4億3600万回に達し、重篤な健康被害の報告は約9300件、死亡報告は2300件余りとなっていますが、国は99%以上を「評価不能」と結論づけ、詳しい原因究明は進めていません。