昼食と、速いリズムに挑む午後のジャズダンス

昼休み、ジャージ姿の8人が輪になって座り、「いただきます」と手を合わせる。山本さんが持ってきたのは、毎朝、自分に必要な栄養を考えて作っている弁当だ。

お弁当箱には、ひじき、ハンバーグ、茄子とピーマンの炒め物、ラタトゥイユ、かぼちゃの煮物が詰まっている。身体が資本となる舞台人にとって、日々の食生活の管理も学びの一部だ。

午後は一転して、激しいジャズダンスのレッスンに入る。

音楽のテンポが上がると、山本さんの動きが一瞬遅れる。それでも曲は止まらず、表情を崩すことも許されない。

ジャズダンス担当の井手響先生から指導が入る。

「何回やっても『はぁー』ってなったらダメ!舞台見たでしょ?振りはいっぱいあります。そのたびに『最後の方だからちょっと手抜こうかな』なんて思っちゃダメ!『このくらいでいいかな』っていうのが一番いけない。気持ちからもっとアップしていかないと!」

山本さんも自身の課題を捉えている。

「ゆっくりだと踊ることができるのですが、今日みたいな速い振り付けだと曲に合わせることが難しいので頑張っています」