バレエ未経験、173センチの身体をどうコントロールするか

午前10時、稽古場にレオタード姿の8人が揃い、講師に深々と頭を下げて「よろしくお願いいたします」と挨拶を交わす。

この日の最初のレッスンはクラシックバレエだ。

13期生の一人、京都府出身の山本梨珠さんは、入学まで本格的なバレエやダンスの経験がなかった。

「去年の6月に初めてチームハートの『I love Kageki』を観劇しました。男役の一颯湊(いぶきかなた)さんに憧れていて、手を振ってくださったり目線をもらったりして、私も一緒の舞台に立ちたいと思ってハウステンボスに来ました」

山本さんの身長は173センチ。長い手足は舞台で映える強みとなる一方、コントロールの難しさとも隣り合わせだ。

講師の伊東真央先生が山本さんに身体の角度を指導する。
「だいぶこういう風に曲がっちゃうから、これをまっすぐにして、斜めでもそれができるように」。
山本さんは指摘を受けながら、身体の向きや腕の使い方を調整していく。

さらに講師から「せっかく長くて良い手だから、もっと上手に使えるように頑張ってやろう」と声がかかると、山本さんは「はい!」と応えた。

「バレエはもっと腕などをしなやかに使うと綺麗なラインを見せられるのですが、まだそこが分かっていなくて。あと数か月でラインを綺麗に見せられるように頑張りたいです」

正しい姿勢を保つために身体の「軸」を意識し、指先まで気を抜かないレッスンが続く。














