住宅街へのヒグマ襲来と「どうしても撃ってくれ」
事件の発端は2018年8月。砂川市宮城の沢地区で、ヒグマが3日間連続で現れ、日中も住宅の玄関先や窓の下に居座りました。
住民は恐怖に怯え、池上さんのもとには市から駆除の要請が入りました。現場に駆けつけると、そこにはすでに市の職員と警察官が待機していました。
池上さんは慎重に状況を見極め、「本当に駆除するか」と関係者に確認しました。その答えは「どうしても撃ってくれ」という切実な要請でした。
「このあたりの人たちはクマを駆除してほしいという強い要望があった」(池上さん)
鳥獣保護法では、住宅街での発砲は原則禁止されています。しかし、市は住民の安全確保を条件に、道から特例として発砲の許可を得ていました。
池上さんはその場で市の職員に確認をとり、警察官の立ち合いのもとでライフル銃を構え、ヒグマを仕留めました。
当時の状況について池上さんは、「よかったよかったで解散して終わったんですよ」と語っており、その場にいた誰もが安堵したはずでした。














