《この記事の要点》
▶自治体から「撃ってくれ」との要請でヒグマを駆除した熟練ハンター
▶現場は高低差8mの斜面(バックストップ)があり安全と主張も、行政は「猟銃所持許可」を取り消し処分
▶高裁での逆転敗訴を受け、全国のハンターに「クマ駆除拒否」の動きが広がる事態に
自治体の要請でクマを駆除したものの、猟銃の所持許可取り消しの処分。
最高裁での逆転勝訴判決の一方で、銃が廃棄されていた理不尽な現実。
約43万円の国家賠償を求めたハンターが訴えたいこととは…《HBC取材班・3回連載の1回目》
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「誰もできませんよ、中止」「また問題が起きたら困るから誰も」——。
彼らを深い絶望と萎縮に追い込んだのは、ヒグマの恐怖ではなく、国や行政、司法による「理不尽な仕打ち」でした。
北海道猟友会の砂川支部長を務める池上治男さん(77歳)は、あの日に起きた「事件」についてまったく納得できないままでいます。
自治体からの要請を受けてヒグマを駆除したにもかかわらず、北海道公安委員会は池上さんの「猟銃の所持許可取り消し」を決定したのです。7年以上におよぶ司法での闘いの末、今年3月に最高裁で処分取り消しが決定しました。
しかし、そこに残されたのは、失われた7年と「形式的な謝罪」、そしてハンターを大きく落胆させる事実でした。














