台風を西へ押し流す「南北傾斜高気圧」とは

三重大学 立花義裕 教授:
「僕らの研究チームが提唱している『南北傾斜高気圧』というのができていて。(いつもより)少し東にずれていますが、それが(台風の)北に張り出しているので、西進するということが理由だと思います」

南北傾斜高気圧とは、夏の間、南の太平洋高気圧と北のオホーツク海高気圧との間に発生する高気圧のことです。

立花教授の研究室に所属する、宮城県丸森町出身の大学院生の天野未空さんが発見し3年前に論文で発表したもので、高気圧の軸が上空では地上よりも北に傾いていることから南北傾斜高気圧と名付けました。

8月9日の天気図で日本の北東にあるのが、南北傾斜高気圧で、高気圧からは時計回りに風が吹き出すため台風を西に押し流し関東地方に東から上陸させたとみられます。