このとき これ以上の情報はなく、伊東さんの家族は これで裁判は終わったものだと思ったそうです。


その後は、父親が外務省に刑の執行状況の問い合わせを行っていましたが、ずっと「執行待ち」という回答でした。

伊東さんが弁護士になった2005年、これまで父親が行っていた問い合わせを代わり、外務省へ刑の執行状況を問い合わせたところ、衝撃的な回答を受けました。

「実はまだ裁判は続いています」


当時のカリフォルニア州では、第一審で死刑判決が出た場合、被告人の希望にかかわらず自動的に第二審へ進むという制度があったのです。

中編 「もう本当耐えがたくって」 アメリカの裁判で初めて対峙した犯人 兄がアメリカでカージャックに遭い殺された男性 

後編 「歩みを止めざるを得なかった兄のためにも歩み続ける」兄がカージャックに遭い殺された男性 被害者やその遺族に必要な支援とは