復興に向け歩み始めています。
6月に大火事となった出雲市の中心市街地にある商店街「サンロードなかまち」、8日夏恒例の土曜夜市が開催されました。
火事の被災者だけでなく、多くの人がショックを受けた今回の大火事でしたが、土曜日、サンロードなかまちにはたくさんの人の笑顔があふれました。
今年で21回目を迎えた出雲神話まつりに合わせて開催された夏恒例、サンロードなかまちの土曜夜市。
火災現場の西側150メートルのアーケード街には既存の店舗のみならず30以上の店舗が、グルメや、土曜夜市の定番・金魚すくいなどで出店。待ちわびた人たちを出迎えました。
訪れた人は
「毎年来てるんで、なくなると寂しいなと思っていたので、いつも通り開催されてすごく嬉しい」
「火事があったのに皆さん頑張って、盛大にやってらっしゃる。すごいいいなと思う」
中町商店会 石橋由行 理事長
「『土曜夜市するの、しないの?』というところからの話だったので、本当に開催されて良かった。多分、昨年よりも(午後4時頃の)時間で見ると、多いのかなと思うので、本当に感謝」
五穀と鹽 統括マネジャー 渡部ゆうこさん
Q.きょうは何個分、全部で?
「(おはぎは)約200個。お借りしてのキッチンなので、なかなか段取りもうまくいかずですが、なんとか、間に合わせたいと思う」
土曜夜市にサンロードなかまちにあるレンタルスペースを借りて出店したのは飲食店「五穀と鹽」。
5月19日、サンロードなかまちにオープンしたこの店は、オープンからわずか1ヶ月ですべてを失いました。
五穀と鹽 統括マネジャー 渡部ゆうこさん
「(お客さんと)お話したいじゃない、せっかくだから。ずっといっぱい来てくれるといいなと思っている」
この日、五穀と鹽は、三瓶で育てられた赤穂もちというもち米を使ったおはぎに、モチキビの入ったおにぎり、さらに、塩こうじで味つけしたチキンや、旬な野菜のサラダなど被災前の店のコンセプト、"大地の恵みたっぷり"なこだわりのメニューを提供しました。
「午後3時となりました!サンロードなかまち土曜夜市、スタートいたします!」
6月23日の火災発生以来、1ヵ月半ぶりにオープンした「五穀と鹽」には、オープン早々、待ちわびていたたくさんの客が訪れ、そのこだわりの味を楽しみました。
訪れた客
「以前、(店で)食べさせてもらった時に、やっぱりすごくおいしかったので、また食べに来たいなと思って」
そして、渡部さんのもとには応援の声を届ける人たちもたくさん駆け付けました。
応援に訪れた人
「五穀と鹽には(火災発生の)前日にランチに行っていて。明日もあさってもあると思っているから、こういう状況になってすごくショックだったけど、ゆうこさんに連絡した時に、逆にパワーをもらった、元気をもらって。だから、私が悲しんでいる場合じゃないと思って、じゃあ、出来ることで応援しようと思って、きょうもたくさん買わせていただいた」
土曜夜市終了の午後8時、五穀と鹽で用意した料理メニューは完売していました。
五穀と鹽 小豆澤貴洋 社長
「きょうはもうおしまいです。必ずまた皆さんと、おいしい食事が提供できて、自分たちもおいしい食事がとれるように、店の再建を誓い合って、きょうはお疲れさんということで、もう乾杯していいかな」
五穀と鹽 統括マネジャー 渡部ゆうこさん
「お店に(商品を)並べる前から、『きょう塩、売るんですか?おはぎあるんですか?』と聞いてくださる声が本当に嬉しくて、厨房ではずっと、片時も休まず、おはぎ作り続けたり、盛り付け続けたりしてくれるスタッフがいて、なんかこの活気がものすごく嬉しかった」
五穀と鹽 小豆澤貴洋 社長
「これはやっぱり、被災したわれわれじゃなくて、本当に商店街の持っている底力だと思うので、我々も助けられてばかりではいけないなという風に思っている」
中町商店会 石橋由行 理事長
「きょうの皆さんの気持ちを明日以降の力に変えないといけないなと思っている」
火災発生から1ヵ月半。多くの人の思いが重なり出雲市中心市街地の商店街は復興への確かな一歩を踏み出しました。














