制度の充実と、現場の「思いやり・工夫」が未来を拓く
職場の温かい理解に支えられ、沙魚川さんは今日も元気に机に向かっています。

沙魚川さん「心の隅には『すみません』という思いもありますが、遠くの病院に行くときは『気をつけて行ってきてね』と声をかけてもらえる。甘えていいんだなと思えますし、ここで仕事を続けることが少しでも恩返しや自分の役目になればと思っています」

2021年に施行された「医療的ケア児支援法」では、保護者の離職防止や支援が国や企業の責務として掲げられています。
行政による制度の充実も不可欠ですが、本吉電機のように「一人ひとりの事情に寄り添い、業務の工夫で助け合う」取り組みこそが、誰もが働き続けられる社会を作る大きな原動力となります。制度と現場の工夫――その両輪が広がることで、「働きたい」と願う多くの家族に希望の光が届くことが期待されています。















