過去に囚われ苦しんだ5年間
今から14年前のロンドンオリンピックで当時大学4年生ながら初出場を果たした鈴木選手。
日本競泳女子初となる1大会3個のメダルを獲得し一躍、「時の人」となる大活躍をみせた。
しかしその後、5年間、代表活動から離れる苦しい時期を経験した。
松田
「振り返れば調子を崩していた時期もあったじゃないですか。今と何が違う?」
鈴木
「気持ちの面が一番大きいと思います。自分の考えが正しいみたいな方向に行ってしまって、神田監督の意見やアドバイスを受け入れられない時期があった。私はこうしたいんだっていう意見を否定されてばかりだったから、お前に必要なのはこれだって言われたのも、それじゃない、『私は前の泳ぎを体現するんだ』みたいな。そういうぶつかり合いが結構あって変化を受け入れられなかったんですね」
松田
「以前、ちょうど苦しんでるぐらいの時期に話を聞いた時に、鈴木選手が『ロンドンオリンピックの時の泳ぎを取り戻したいんです』って言ったの。やっぱりそこに囚われていたところがあったのかな?」
鈴木
「ありましたね。その時の方が気持ちのいい泳ぎができた上で記録も出せたり、メダルをとったりっていう快感があったので、その快感をもう1回味わいたいっていうところもありましたけど、今、その時の映像を見ると、全然泳ぎ下手くそじゃんって笑っちゃうんですよね、今の方が全然いいじゃんって(笑)。悩みがあったとしても自分で解決しなきゃいけない、それを自分の理想としてなんか勝手にこじらせていたんですけど、1人で解決なんてできるわけないから話してって言われて、そこからようやくトレーナーの永井さん、や神田監督との三角関係がうまくいって、自分からアウトプットができるようになってからは受け入れられたりだとか、すんなりいくようになりましたね」














