子どもが大人より「汗っかき」に見える3つの理由
栁先生によると、子どもが大人以上に汗をかいているように見える背景には、子どもの体ならではの発達的・生理的な特徴があるといいます。
▶ 理由(1):汗を出す腺(汗腺)の密度が高い
大人に比べて体が小さい子どもですが、生まれた頃から汗を出す腺(汗腺)の数はほぼ決まっており、大人になっても大きく増えることはありません。
そのため、子どもの小さな体には汗腺が集まっており、「汗腺の密度」が高い状態になっています。狭い範囲に一気に汗が出るため、少しにじんだだけでも水滴がまとまり、びっしょり滴り落ちて見えるのです。
▶ 理由(2):体温調節機能が未熟――「エアコンの弱と強しかない状態」
子どもの体温コントロール機能は発達途中にあります。大人のように環境に合わせて細かく体温を調整するのが難しく、「暑い」と感じた瞬間に一気に汗を吹き出させて体温を下げようとします。
栁先生は「エアコンの温度調節で言えば、大人の場合は調節ができますが、子どもの場合は『弱』と『強』くらいしかないような感じですね」と説明します。
▶ 理由(3):代謝が非常に活発でよく動く
子どもは成長のために常に多くのエネルギーを使っており、元々代謝が非常に活発です。大人に比べて心拍数も早く、同じ距離を移動する際も小走りになったり走ったりと活動量も多いため、全体的にエネルギーをよく使い、汗をかきやすくなります。
ポイント:
「汗を出す腺の密度が高いこと」「体温調節が未熟なこと」「代謝がよく非常に活発なこと」の3つが重なっているため、子どもは大人以上に汗をかいているように見えます。














