圧倒的なスタミナの原点は「地元の公園」と「ふしみだんご」

FC東京のホームグラウンドである小平グラウンド。サポーターから「カッコいいゴールを期待しています」と声をかけられると、佐藤は「自分のユニフォームがいっぱいあるので嬉しい」と笑顔を見せた。

チームで中盤を任される佐藤の武器は、高い得点能力とチャンスを生み出すドリブル、そしてアシストもこなす万能さにある。「最近フィーリングもすごく良くて、足元にボールが入ればとられずに良い選択ができる自信もある」と本人も手応えを口にする。

そんな佐藤が憧れ、目標とする存在が長友佑都(39)だ。「ポジションは違いますけど、長友選手を超えていけるような選手になれるように頑張りたい」と語る佐藤には、長友に通ずる強烈な武器がある。それは「類稀なる運動量」だ。昨シーズン、1試合の走行距離でリーグ1位に2度も輝いている。

その圧倒的なスタミナの原点は、地元・練馬区の武蔵関公園にあった。

「兄が小学校の時は自分が幼稚園だったので、父と兄とここの周り(1周約1キロ)を朝走りに来ていました。6時起きの、6時30分頃から走って。2周くらい走っていたから10分、15分。結構ハイペースだから、ランニングじゃなくて、タイムを更新する走りをしていた」

同級生に比べたら最初から一番走れたという佐藤は、「積み重ねですよ」と力強く答える。地道な鍛錬が、強靭なスタミナの礎となったのだ。

また、もう一つのパワーの源が、地元で一番大好きだという「ふしみだんご」だ。「試合の前日に必ず3つくらい買って、炭水化物として蓄えるんですよ。そのおかげで俺、走れるんです」と笑う。