何といっても「体が資本」
ここまで、気になる症状として「何を選んだか」に注目してきました。せっかく70個もの選択肢で調査したので、今度は「何個選んだか」に注目した分析をしてみます。
まず、回答者全体を選んだ症状の数で「0~3個」「4~9個」「10個以上」の3つに分割。それぞれが占める割合は、「0~3個」と「4~9個」が各4割、「10個以上」が2割でした(注4)。
TBS生活DATAライブラリ定例全国調査では、健康や衣食住、仕事、余暇、家族、友人・知人、資産という9つの分野について、それぞれの満足度を「不満」から「満足」までの5段階で答えてもらっています。その満足度が、症状数の多い・少ないによって、どの分野でどう違うかをまとめてみたのが次のレーダーチャートです(注5)。

「自分の健康」では、症状数が多いグループほど満足度が低くなっており、これは当然。そして、差の開きは「自分の健康」ほどではないにせよ、それ以外のすべての分野でも、症状数が多くなるほど満足度が低いという結果になりました。
「預金や資産」「自分の着るものや身につけるもの」といった、一見、健康状態との直接的関係が考えにくいような分野なら、グループ間の差が縮まったり逆転もあるかも、と思ったのですがそうはならず。
なぜ気になる症状の数によって、生活全般の満足度に差が出るのか。詳しい理由は分かりませんが、やはり健康状態が思わしくないと、生活のいろいろな場面で「ああしたい、こうしたい」ということがしづらく、意欲も減退してつまらなくなり、満足しにくくなるのでしょうか。
「体が資本」という言葉もありますが、上のレーダーチャートは、何をするにも健康がまず第一ということを表しているのかも知れません。














