壮年女性は便秘に乾燥、壮年男性は虫歯に口臭
性別や年代によって気になる症状も様々ですが、数多くの症状を選択肢にした調査データなので、もっといろいろな症状と性年代の関係も見てみたいところ。とはいえ、あまり選ばれないマイナーな項目まで含めると主な傾向が見えにくくなります。
そこで、回答者全体の選択率が上位30項目と、全体では30位以下ながら若年女性のトップ5に入った「生理痛」の計31項目に絞って、「どの性年代の人々が特にどんな症状を気にしているか」を1枚の散布図に表す「コレスポンデンス分析」を行いました(注3)。

散布図では、「同じような選ばれ方の項目」や「その項目の選択率が高い性年代」が近くに集中。また、多くの性年代で選択率が高い項目は原点のそばに位置し、特定の性年代で選ばれがちな項目は原点から見てその性年代と同じ方向に位置します。
図の全体では上側が女性、下側が男性で、左から右に向かって年齢が上がっていくように分布。原点近くにある「疲れやすい」や「目が疲れる、目がかすむ」は割とどの性年代でも気になる症状のようです。
図を細かく見ると、左上に「生理痛」が突出していて、その領域に位置する若年や壮年の女性に特徴的な悩みであることが分かります。また、壮年女性は「便秘がち」「手足の乾燥」「しみ・そばかす」も気になる様子。
一方、左下の若年男性はやっぱり「鼻がつまる、鼻水が出る」が気になって仕方がない感じ。
右下に目を転じると、壮年男性に特徴的なのは「虫歯」「口臭」といった口の悩みで、中高年男性では「血圧が高い」が特徴的。
中高年男性のトップ5に入った「加齢・体力の衰え」「老眼」は、「コレステロール」「筋肉の衰え」とともに、右上の中高年女性の間に位置していて、男女の中高年層をともに悩ませていることが分かります。
最後に、中高年女性に特徴的な症状は「白髪」でした。
調査では「日頃の健康状態で気になる症状」を質問しており、入院や手術が必要な深刻な病気などは含まれていません。それこそ、まずはドラッグストアなどに普通にある薬や商品で何とかしようと思うものばかり。こうした症状でも、今までは病院で処方した薬なら健康保険がききましたが、来年3月からは患者の負担が一部増えるわけですよね……。














