「圧力逃げず」爆発力増大か 衝撃波を伴う「爆轟」とは
トラウデン直美さん:
なぜ、ここまで建物が壊れたのでしょうか。

元東京消防庁警防部長 佐藤康雄さん:
皮肉なことに、この建物は指定避難所にするため、耐震性を高めた強固な造りの建物でした。
しかし、ガス爆発はガスが固まれば固まるほど威力が大きくなります。そのため、漏れたガスに引火した際、建物がしっかりしていたがゆえに、かえって爆発の威力が強くなった可能性が考えられます。

小川キャスター:
駐車場の車の屋根には、爆風によって吹き飛ばされたとみられる外壁が乗っていました。それが、しっかりとした造りの壁ということでしょうか。
元東京消防庁警防部長 佐藤康雄さん:
まだはっきりとしたことは分かりませんが、吹き飛んだあとの現場を見ていただくと、重量鉄骨の大きな柱があるのが分かります。
鉄筋コンクリートで塗り固めた建物ではありませんが、軽量コンクリートのパネルを一面に張って頑丈に作られていました。
そのため、爆発の圧力に耐える構造となり、最終的に爆発で破壊された際の威力が大きくなってしまったのではないかと考えられます。
小川キャスター:
それは普通の爆発ではなく、「爆轟」と呼ばれるものですね。

元東京消防庁警防部長 佐藤康雄さん:
爆轟はなかなか起きにくいので、「爆轟に近い状態」というのが正しいと思います。
爆轟とは、マッハを超えるような衝撃波を伴う爆発です。そのような爆発が起きている可能性が高いと思われます。
小川キャスター:
あまり耳慣れない言葉ですが、2011年3月11日の福島第一原発・原子炉建屋破壊も爆轟の可能性があるといわれています。
地震発生当時、夏で密閉して冷房を効かせていたというところも仇になってしまった可能性があるということですね。
元東京消防庁警防部長 佐藤康雄さん:
窓がいっぱい開いていると、爆発の際に窓から圧力が逃げますが、全部密閉され、どこも隙間がないところで爆発したので、このような被害になったと考えられます。

















