負傷した傷口洗えず…街の大部分で停電・断水が継続

喜入友浩キャスター
「日が暮れて、2日目の夜を迎えました。ただあたりは真っ暗です。停電が続いてます」

1万人が暮らす氷川町。役場によると、“町の大部分で電気も水道も止まっている”といいます。

29日夜、停電から復旧した役場の駐車場には、自宅を離れ車中泊をしに来ている人たちが…

避難している人
「阪神大震災を経験していてとにかく地震が怖い。28日の地震からずっとドキドキ。ずっと脈拍が速い。不安」

81歳の松永勝さん。10年前の地震に続き今回も自宅が被災し、熊本市内に住む息子、福岡から手伝いにきた親戚とともに片付けに追われていました。

熊本市在住 息子・安夫さん(52)
「前回見たときよりひどかったんでびっくりしました」

電気・水道は今も使えず。松永さんは地震の時にイスごと倒れ、腕などをケガしましたが、まだ傷口を洗えていないといいます。

松永勝さん(81)
「転んでほ、ここも血が流れて血が固まってしまって。水はないし、拭いていないんです」

町内のほかの場所も…

喜入友浩キャスター
「屋根がこの位置になるまで家が崩れてしまっています。歩道も左から家屋や塀が、右からも塀が崩れていて、ふさがれているような状況です。木造家屋の多い地域ではこのような被害が出ています」

役場によると、少なくとも町内の家屋225棟が全半壊し597棟が一部損壊。5人が心肺停止の状態だということです。(29日午後8時時点)