地殻変動で「87センチ」移動 病院は機能停止状態に

震度6強を観測した八代市。自宅兼学習塾だったというこちらの建物に、男性は妻と一緒に閉じ込められたといいます。

一時閉じ込められた男性
「全然身動きが取れないような状態で、少しずつ壁などが落ちてきて、こうやって支えてたら、あとはもう『ドーンッ』『ガラガラガラッ』と」

逃げることもできないほどの揺れ。一気に壁が押し寄せ、身動きが取れなくなってしまったと話します。

一時閉じ込められた男性
「もう何がなんだか全然分からないような状態で、『このままダメかな』と一瞬思って。何とか(揺れが)収まったときに、ちょっと外の明かりが見えたので、そこから出られるんじゃないかと」

外の光を頼りに隙間からなんとか脱出することができました。

これまでに地震による死者は12人にのぼり、6人が心肺停止となっています。

震度7を観測した宇城市では…

JNN取材団
「車道のあちこちに深い亀裂が走っています。通過する車両は最大限スピードを緩めて走行しています」

中には地面が隆起し、傾いてしまった家も。

国土地理院は今回の地震で、熊本県八代市の「千丁」で、約87センチの地殻変動を観測したと発表しました。

宇城市にある国立病院機構、熊本南病院。壁が大きく崩れ落ち、鉄筋もむき出しになっています。さらに天井からは水漏れも。120人あまりいた入院患者は、半日かけて熊本市内の別の病院などに移送されました。今後の再建の方針は未定だといいます。

どれほどの家屋が被害を受けたのかは、まだ明らかになっていません。