イギリスの去年12月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて10.5%の上昇となりました。2か月連続で上げ幅は縮小していますが、物価高は続いています。

イギリスの統計局が18日発表した12月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて10.5%の上昇となりました。伸び率は11月の10.7%を0.2ポイント下回り、2か月連続で縮小していますが、依然として高い水準です。

「食料品や飲料」が16.8%、「ガスや電気などの住宅関連」が26.6%の上昇となった一方、ガソリンなどを含む「輸送」は6.5%と、前の月と比べて0.7ポイント低くなっています。

記録的な物価高を受け、イギリスでは賃上げを求めるストライキが続いていて、看護師や救急隊員のほか、教員や公務員もストライキを決定するなど、幅広い業種に広がっています。