外来共生貝形虫をミステリークレイフィッシュから世界初確認

天久ちゅらまち公園で採集されたミステリークレイフィッシュの体表から、外来共生貝形虫 Ankylocythere sinuosa が確認されました。小型甲殻類の一種であるこの種は、ザリガニ類の体表や鰓などで共生生活を送る生物です。
この貝形虫は日本国内ではこれまで東京、静岡、岡山と限られた地域においてアメリカザリガニからのみ確認されており、ミステリークレイフィッシュから確認されたのは世界で初めてとなります。また、この貝形虫の日本最南端記録になるとともに、原産地である北米以外ではアメリカザリガニ以外のザリガニ類から初めて確認された事例ともなりました。
沖縄県ではアメリカザリガニが長年定着していることから、この貝形虫はアメリカザリガニからミステリークレイフィッシュへ宿主転換(ホストシフト)した可能性が高いと考えられます。ミステリークレイフィッシュからは、成体・幼体に加え、交尾前ガード行動を示す個体を含む多数の貝形虫が確認されており、この貝形虫がミステリークレイフィッシュを宿主として繁殖していることが示されています。
交尾前ガード行動とは、交尾相手となる雌を他の雄に奪われないよう、雄が雌をつかんだり付き添ったりして保持する行動で、甲殻類や昆虫類など様々な動物で知られている繁殖戦略の一つです。














