国の誤った隔離政策によって患者の多くが差別に苦しんできたハンセン病の問題を通して人権の大切さについて考えます。大学生が、瀬戸内市にある国立ハンセン病療養所長島愛生園で宿泊研修に臨みました。

(長島愛生園歴史館・田村朋久さん)
「この崩れて見えるコンクリートが昔の患者収容桟橋の跡。実際にここから多くの患者が上陸してきた。社会や家族と、お別れになった場でもある」

ハンセン病の患者が島に収容され強制隔離された、「差別の歴史」を学びます。岡山商科大学が授業の一環で企画した、長島愛生園での1泊2日の宿泊研修です。1・2年生9人が参加しました。

(岡山商科大学・経済学部・武久顕也教授)
「ここの空気を吸ってもらって、人権の大切さを胸にしっかりととめて、社会に出て行ってほしいなと」

学生たちは、史料館や園内に残る建造物を見学。島から逃れようとした入所者が収監されていた監房や、連れて来られた患者が感染予防という名目で入れられた「消毒風呂」を通して、当時に思いを巡らせていました。

(長島愛生園歴史館・田村朋久さん)
「1週間から10日ぐらいすれば帰れるよと聞いて入ってきた方もいるがここで現実を知る。一生涯の隔離を覚悟した。」














