被害者「私は殺されてしまうかもしれない」

〈被害者の供述調書 つづき〉
私の後ろからつけてきた被告が私に追いついてしまうと、恐怖からか反射的に上半身を左側にひねりながら後ろを振り返りました。
後方の約3m先くらいから、先ほどの上下黒色の服を着た被告が私に向かって、ものすごい勢いで走ってきました。
当時の私の体勢は、体の左側を犯人の方向に向け、右手にスマホを持っている状態でした。
「私は殺されてしまうかもしれない」と、とても恐ろしい気持ちになりました。

被告は被害者に体当たり

2秒から3秒もしないうちに、被告は私のすぐ目の前まで近づいてきていて、突然両腕を上げて、両腕の拳を被告の首元付近にもってくる体勢をとりました。
私は身を守ろうと、スマホを持っていなかった左手を被告に伸ばしました。
被告は私の左上半身に体当たりをしましたが、両腕を上げた状態のまま私に体当たりをしてきました。
被告に体当たりをされた衝撃で、私は右半身を下側にしながら地面に倒れ、最初に右ひざを地面に、直後に右ひじと右側の骨盤付近を地面に打ち付けて、あおむけの状態で地面に転倒してしまいました。
被告は私が地面に転倒した直後、仰向けに倒れた私の上半身と被告の上半身を覆いかぶせてきました。
私の胸やお腹あたりに被告の体重を感じましたが、本人の体勢が見えたのではなく、被告がどのような体勢をとっていたのかまでは分かりません。