「悔いのないように…」
フルカウントから、この日水木が投じた153球目。選択したのは直球だった。インコースの高め、ほんのわずかに高く浮いたボールは田中のバットに捉えられた。大きな弧を描いた打球はライトへの犠飛、甲子園の夢にはあと一歩届かなかった。
水木海志投手
「悔いのないように投げました。自分の実力不足です」
試合直後、水木投手は悔しさをあらわにしたが、最後に選んだ直球勝負の「勇気」と、そして準決勝・決勝で力投したエースを聖愛の指揮官・原田一範監督はねぎらった。
原田一範監督
「中1日と疲れが残る中で最善をつくしてくれた。最終回満塁フルカウントの場面ではインコースへ逃げずに攻めてくれた。たいしたものです」














