家計は“火の車” さらに産後うつに生理前のPMSも…

さらに、家計はまさに「火の車」だった。
夫が掛け持ちで働いても経済的な余裕はなく、毎月の返済に追われ、女が自由に使えるお金は月にわずか2万円ほど。
保育園や一時預かりはお金がかかるのでできない。
「おむつとミルク代が一番きつい。でも削れない」
病院での聞き取りなどにはそんな女の本音が残っていた。女は産後うつに加え、生理前の気分の落ち込みや吐き気・腹痛といったPMS(月経前症候群)に苦しみながらも、自分の治療に行くことすらためらい、追い込まれていった。
女:「自分自身、何もできない母親だなと…何もできない妻だなと…」
「お金の問題もあり、月に2万のお小遣いで…なかなか行きたいけど行けない」
「心的にも限界で産婦人科にも行きたいと思った矢先だった」
弁護人:「お小遣いで治療しようとは思っていた?」
女:「子どもたちに買ってあげたいというものや、友人と遊ぶ時のお金も含まれていて、なかなか行こうと判断できなかった」
経済的な困窮、そして夫にも理解してもらえない状況。懸命に「良い母親」であろうとした女から、SOSを出すための「逃げ道」を完全に奪っていく。
事件前にはChatGPTに対し、「1歳 掴み食べなどでポイをしてイライラする」といった書き込みも残されていた。
誰にも助けを求められない”密室の孤独”だったのだ。














