東京湾に現れた‟トド”とみられる生き物。今もその場にとどまっているようです。
5日経った現在の様子を、動物の生態に詳しいパンク町田氏とともに見ていきます。
東京湾にトドが“漂着”

初めて目撃情報が入ったのは先週のことでした。場所は、羽田空港の滑走路付近の岩場。14日夜には海に浮く姿が撮影され、翌日には岩場の上で寝そべっている姿も目撃されています。

そして昨日(17日)も同じような場所に出没。時折顔を上げるものの、多くの時間は目を閉じてじっとしていました。カメラが近づいてもあまり反応することはありませんでした。
体長約2メートル メスの可能性
≪一般的なトド≫
体長:約3.3メートル(最大)
体重:約1トン(最大) 体重の4%がエサの量
泳ぐ速度:最高時速50キロメートル 水面から約2メートルの高さまでジャンプすることができる
鴨川シーワールドによると、≪今回目撃されている‟トド”≫は
体長:推定1.5~2メートル
体重:推定150~250キロ
ということです。
NPO法人生物行動進化研究センター理事長 パンク町田氏は
「東京湾のトドはメスだと推測できる。
トドは海の上で寝ることができず、必ず陸に上がる。しかも夜行性なので、昼の間は陸の上で見られる可能性が大きい。」としています。
パンク町田氏「群れについていく体力がなかったのでは」
恵俊彰:
パンクさん、昨日(17日)の映像を見て、健康面での心配とかありますか?
パンク町田氏:
昨日の状態では、あんまり良さそうではないんですよね。残念ながら。
恵俊彰:
今回なぜ東京湾に来たと考えていますか?
パンク町田氏:
僕が思うには、やはり体調をちょっと崩して、群れについていく体力がなくて、ちょっと離れたところにいたら、いつの間にか東京湾に流れ着いたって感じなのかなと思います。