南海トラフ地震を想定した自衛隊の大規模な防災演習が、21日から太平洋沿岸部の12都府県で始まりました。
このうち、延岡市では、市や消防などが初めて参加し、発災直後を想定した合同訓練が行われました。

(延岡支社 田尻怜也記者)
「自衛隊の輸送ヘリが、大きなエンジン音を響かせながら、着陸態勢に入っています」

大型輸送ヘリから延岡市の西階陸上競技場に降り立ったのは、熊本・宮崎・鹿児島の3つの県で災害派遣などを担う陸上自衛隊第8師団です。

隊員たちは、南海トラフ地震の発生直後を想定し、部隊を展開する手順を確認しました。

また、能登半島地震を受けて、今年3月、全国29か所の消防本部などに配備された救助先行車をヘリに乗せる訓練も実施。

道路が寸断された状況でもヘリで車両を現地まで運び、救助隊や資機材をいち早く被災地に送り込むことができます。

(延岡市消防本部警防課 湯浅憲治課長)
「実際の自衛隊のヘリを用いた訓練は初めて。今回の経験を踏まえて、より精度を上げて訓練を継続していきたい」

演習のあと、延岡市北川町出身で第8師団長の白川訓通陸将が取材に応じました。

(陸上自衛隊第8師団長 白川訓通 陸将)「特に自治体との連携は大事。災害時の顔の見える関係が本当に大事。防災を念頭にした連携をより強化していきたい」

陸上自衛隊は、22日は発災2日目を想定し、延岡市内を偵察することにしています。