食糧不足に苦しむ人たちを支援するため、長野県内で栽培したコメを西アフリカの国に送る作業が行われました。

支援のコメを送る取り組みはJA長野県グループが毎年行っていて、25周年を迎える今年も長野市で発送式が開かれました。
支援米は県内の農家や小学校に協力を呼びかけて作っていて、取り組みに参加した6つの小学校や保育園・幼稚園では田植えから収穫、脱穀まで自分たちで手がけているということです。
2023年は3200キロ余りが集められ紛争などの影響で食糧不足が深刻化している西アフリカのマリ共和国に送られます。

(JA長野中央会・千國茂副会長理事)
「新型コロナでこれまで以上に食糧支援要請絶えないと聞いている」
外務省によりますと、マリ共和国は2012年に起こった紛争以降、治安の悪化が農作物の収穫に影響を及ぼしていて、およそ320万人(2021年3月時点)が食糧不足に直面しているということで、国際社会による支援が必要とされています。