農家や銭湯の経営者から、「このままでは廃業せざるを得ない」と悲痛な声が上がっています。去年と比べて、2倍にも3倍にも上がる経費。ロシアによるウクライナ侵攻の影響が、さまざまな場所に広がっています。

■銭湯も悲鳴 ガス代2.5倍に


山本恵里伽キャスター
「現在のウクライナ情勢は、銭湯にも影響が出ているそうです」

都内で銭湯を営む、柳澤幸彦さん。ガス料金が急激に値上がりし、頭を抱えています。請求書を見せてもらうと…。

柳澤さん
「こちらが2021年の請求書ですね」

山本キャスター
「25万円くらいですね。2022年の請求書は、62万ですね」

柳澤さん
「ドカンと上がりましたね」


2021年は、月に25万円前後だったガス料金。しかし3月は、62万円あまりと、約2.5倍に値上がりしています。

柳澤さん
「今までの3倍近い人が入らないと黒字化できないのは厳しいです」

山本キャスター
「数字を比較して実際にどう感じますか?」

柳澤さん
「改めて見て、めまいがする。本当にどうなっちゃうんだろう…」

さらに、今人気のサウナにも。

柳澤さん
「汗をかく人が多いので、木の劣化が激しいです」


山本キャスター
「木材を定期的に張り替えますか?」

柳澤さん
「そうなんです。寄っかかるところだけ替えたいなと思うんですけど、今、木の値段がすごく上がっていて、なかなか厳しいですね」

山本キャスター
「値段は具体的にどれくらい上がっているんですか?」

柳澤さん
「ちょっと前まで2倍だったのが、今3倍、4倍ですね」

サウナに使われる木材。清潔さを保つため、定期的な張り替えが必要ですが、輸入木材が高騰し、こちらの銭湯では一旦張り替えを見送ったと言います。

木材やガス料金の値上がりの原因は、ロシアによるウクライナ侵攻です。柳澤さんは、戦争が長期化し、このまま燃料費の高騰などが続けば、廃業を余儀なくされる銭湯も出てくるのではないかと危惧しています。

柳澤さん
「廃業は間違いなく増えると思います。天井知らずに、エネルギーの価格が上がれば、今でさえギリギリなのに、赤字を出しているところもあると思う。なんとかやってるところがもう営業できなくなる」