警察・検察の取り調べはどう変わるのか

検察官役の指定弁護士は「裁判所がこの行為を犯罪と判断するかどうかが大きなポイント。裁判所の判断によって今後の警察や検察の捜査の在り方に相当大きな影響がある」と今回の裁判の意義を主張しました。

一方、弁護側は、この裁判が今後の捜査実務に与える影響の大きさを強く危惧しています。

もし、録音・録画下で行われた今回のような追及の手法が直ちに「犯罪(陵虐)」であると司法に断じられれば、現場の捜査官は過度に萎縮し、真実を引き出すための適法な追及すら困難になりかねない、という主張です。

弁護側は「今回の裁判は、今後の警察・検察の取り調べの在り方を決める分水嶺になる」と訴え、安易な処罰感情を持ち込むことに警鐘を鳴らしています。

2つの正義が衝突 裁判は第3回公判へ

組織の隠蔽体質を暴き、違法な取り調べを断罪しようとする指定弁護士。捜査の萎縮を危惧し、法の厳格な適用を求める弁護団。

それぞれの正義が激しく衝突する歴史的な裁判は、当時の主任検事の証人尋問が行われる8月24日の第3回公判へと続きます。