愛媛県西予市の特産「伊予生糸」に使うことのできなかった繭玉を活用したアクセサリー作りに、地元の高校生が挑戦しました。

 アクセサリー作りに挑戦する西予市の高校生たち。材料は地元の特産品「伊予生糸」に使うことのできなかった繭玉「雑繭」です。

 1トンの繭から作ることのできる「伊予生糸」は、およそ200キロ。形が悪いなど素材として使うことのできなかった繭玉は、「雑繭」として化粧品など加工品に活用されています。

 地元で受け継がれている養蚕業に理解を深めてもらい、「雑繭」の活用を通じて環境問題に関心を持ってもらおうと宇和島産業技術専門校で行われたワークショップには、西予市の高校生19人が参加。訓練生から手ほどきを受けながら、「雑繭」を使ったコサージュ作りに挑戦していました。

(参加した高校生)
「無駄になっているものをどのように活用していくか、自分たちの考えを持ってまわりに発信していく」

コサージュは、卒業式で使われる予定です。