高市総理は7月15日、野党党首との党首討論を行い、様々な重要法案などをめぐり論戦を交わしました。
高市総理と中道改革連合・小川淳也代表との論戦を全文公開します。
「苦渋の賛成をした上であえて問いたい」 論戦は皇室典範からスタート
中道改革連合 小川淳也 代表:
暮らしが先、暮らしが先、そして競争力のある福祉国家、中道改革連合の小川淳也です。この国会を通して、総理から感じられた政治姿勢、全般についてお聞きしたいと思います。
まず、皇室典範について伺います。
皇室制度の重要な制度変更で、与野党がたもとを分かつということは、国民にとっても、皇室にとっても極めて不幸なことです。私どもも熟慮を重ねた末、苦渋の賛成をして、参議院に送り出しました。
その上で申し上げたいことが2点あって、与野党がたもとを分かつことが国民にとって皇室にとって不幸であるならば、まず決議案において与党は、寛容に柔軟に歩み寄るべきだった。それが一つ。
そして政府は成案をつくるに際して、両院の議長、副議長が提起した内容に忠実に、寸分たがわず、法文として再現すべきであった。
この2点は、皇室の問題に関して与野党にしこりを残すようなことは、今回も以後もあってはなりませんからね。苦渋の賛成をした上であえて問いたい。
その2点を申し上げて、そしてお聞きしたいのはただ1点です。審議の過程の中で、官房長官は、あらゆる論点について、今後の検討、可能性を拘束するものではないというご答弁を頂きました。同じことを、総理ご自身からお聞きしたいので、その点、ご答弁を求めたいと思います。
高市総理:
まず申し上げますが、皇室典範の改正について政府としては全国民の代表によって構成される国会において、衆参両院の正副議長のもとで、立法府の総意として議論のお取りまとめを頂いて、これを受けて改正法案を立案しました。
そして、法案の骨子が出来上がった段階で正副議長に御報告し、そして全体会議の場で、各党各会派に法律案の要綱を説明し、衆参両院の正副議長から取りまとめに沿ったものであるというご判断を頂きました。ですから、その取りまとめに沿った形で、法律案の作成を行ったということは申し上げます。
その上で、官房長官からも立法府における将来の検討を先取りしたり、縛ったりするような趣旨のものではないという答弁をさせていただきました。まさにそのとおりでございます。
中道改革連合 小川淳也 代表:
答弁の後段は受け止めました。
前段は、もしおっしゃった字づらの通りであれば、こういう疑義は国会の内外、国民の分断につながりかねないような話にはなっていませんので、ちょっと改めて時間があるときにしっかり議論したいと思いますが。ひとまず後段の答弁を重く受け止めましたので、今後、言行一致をお願いしたいと思っています。
そしてこれは与党だけの責任じゃないんですね。我々も含めて、同等に責任を負っているという立場で議論には臨みたいと思います。
それから同様に、決して数の力で、多数があるからといって振り切ってはならない、押し切ってはならないのが民主主義の根幹である選挙制度、これには定数も含みます。
比例を一方的、強行的に削減することを、今回踏みとどまったことは当然のことだと思います。
そして、私どもも定数の削減そのものに反対するわけではありません。
今回断念したとはいえ、秋の国会で再度議論したいというようなことが漏れ聞こえてきますので、総理にここでひとつお約束を頂きたい。
その際には、野党・少数政党を含めて幅広い合意形成に今国会以上に努力しますと、全力を挙げますと、その点をお約束頂けませんか。














