新型コロナの水際対策が緩和された去年10月以降、兼六園を訪れた外国人の数は大幅に増加しました。石川県も、インバウンド需要の回復を見据えた取り組みを強化しています。

県によりますと去年10月から先月までの3か月間で、金沢市の兼六園を訪れた外国人は3万487人でした。8032人だった1月から9月までと比べても大幅に増加し、通年では前の年のおよそ7・5倍に回復しています。

一方、コロナ禍前となる2019年10月~12月と比べると、25・6%にとどまっています。特に台湾からの入り込みが3138人と大幅に減少していて、9・3%(2019年同時期比)まで落ち込みました。

この一方、アメリカからの入り込みが4094人と56・5%まで回復し、国・地域別でみて最も多くなりました。