19日、発表される第168回芥川賞の候補に選ばれたが、仙台市出身の佐藤厚志さんの「荒地の家族(あれちのかぞく)」です。東日本大震災を題材にしたこの作品に込めた思いを佐藤さんに聞きました。
「知らない番号から電話」芥川賞候補に
仙台市出身の作家、佐藤厚志さん(40)。
2017年に小説「蛇沼」で新潮新人賞を受賞し作家デビュー。最新作「荒地の家族」が第168回芥川賞の候補に選ばれました。連絡があったのは先月、12月上旬のことだったといいます。

佐藤厚志さん:
「知らない番号からかかってきたときは心当たりがひとつしかないので、やったな、候補になったかなと思って電話をとりました」

東北学院大学卒業後、20代から小説を書き続けてきた佐藤さんの作品が芥川賞の候補になるのは今回が初めてです。