いま大学に入学する人のうち、半分以上が共通テストや一般入試といった「ペーパーテストの一発勝負」ではないルートで入学していることをご存じでしょうか。親世代が思い浮かべる「偏差値を上げて一般入試で戦う」という一本道は、もう主流ですらなくなっています。受験の地図はどう変わり、塾や予備校はどう選ばれるようになったのか。その核心について、リサーチャーのcomugiが解説します。

(TBS Podcast『コムギコ:資本主義をハックしろ!!』2026年7月12日配信『AI時代「子どもの教育どうする?」学校・塾・予備校の生存競争』より)

大学に入る人の半分以上が「一発勝負」ではない

まず、衝撃的な数字から紹介します。文部科学省の2025年度の集計によると、大学に入学した人のうち、総合型選抜で入った人が19.5%、学校推薦型選抜で入った人が34.1%。合わせると53.6%になります。総合型選抜というのは、昔でいうAO入試です。学力試験の点数だけではなく、志望理由書や面接、高校時代の活動などをもとに、その人まるごとを評価する入試です。

つまり、いまや大学に入る人の半分以上が、ペーパーテストの一発勝負「ではない」ルートで入学しているのです。この変化を親の側から見ると、教育に求めるものが大きく4つのタイプに分かれてきています。これは子どもの学力レベルの分類ではありません。「教育において何をリスクと考え、何を成果と考えるか」という、価値観の分類です。