アメリカのトランプ大統領は、イランがホルムズ海峡で商船への攻撃を続けていることを受けて、イランの港湾への船の出入りの封鎖措置を再開すると表明しました。

トランプ大統領は13日、アメリカ軍が実施していたイランの港湾への船の出入りの封鎖措置について、「復活させる」とSNSに投稿しました。

アメリカ軍は封鎖措置をアメリカ東部時間の14日午後4時から再開するとしています。

また、トランプ大統領は、アメリカがホルムズ海峡の安全な航行を確保することへの対価を各国に請求する方針を明らかにしました。

トランプ大統領
「(ホルムズ海峡を)守ることへの報酬をもらうつもりだ。大金だが、兵士を危険にさらしているから(各国から)補償を受けたいだけだ」

請求する具体的な金額に関しては、「貨物の価値の20%の払い戻しを求める」とSNSで明らかにしています。

これに対し、イラン軍事当局は13日、声明で「アメリカがホルムズ海峡の管理に干渉することは決して許さない」と警告しています。

こうしたなか、イランのアラグチ外相は13日、SNSに「イランはこれまでも、これからもホルムズ海峡の守護者であり続ける」と投稿しました。そのうえで、トランプ大統領の構想を念頭に、「アメリカの大統領は完全に正しい。安全で確実な通航を提供する側は、そのサービスへの対価を受け取るべきだ」と、皮肉を交えて主張しました。

イランは、オマーンと共同で船舶の航行支援や安全確保を行い、その対価として「サービス料」を徴収する方針を示しています。

トランプ氏の主張を逆手に取り、イランが徴収する「サービス料」の正当性を印象づける狙いがあるとみられます。