第4 犯行状況

①12月8日の取り調べ
12月8日の取り調べで本件犯行が始まります。
田渕検事は、A氏に対し、逮捕前の取り調べの内容はプレサンス社内で共有していないね、と再三確認します。
すると、田渕検事は、取調室の机の引き出しを開け、2日前にA氏の机から押収したメモを取り出します。田渕検事は、メモには取り調べの内容のようなものが書かれており、そこに添削がされているような記載があると指摘し、なぜそのような記載があるかどうかを質しました。
A氏は社内の同僚に相談したことを認めました。
「さっきしてないっていったじゃん」「なんで嘘をついたの」と田渕検事は問いかけます。
A氏が何かを言いかけたその時です。
田渕検事は即座に机を強く叩きます。
その後も、
「こんな見え透いた嘘ついて、なおまだ弁解するか。なんだ、その悪びれもしない顔は。悪いと思ってるのか」
「起訴するかしないかは、裁判にかけるかかけないかは、私達が決めることだから。で、もうあなたはもう確定してるから」
「子どもだって知ってます、嘘ついたら叱られる、お仕置きを受ける。小学生だってわかってる、幼稚園児だってわかってる。あなたそんなこともわかってないんでしょ」
「お試しで逮捕なんてあり得ないんだよ」
「俺たちはそんないい加減な仕事はできないんだよ。人の人生狂わせる権力持ってるから」
「失敗したら腹切らなきゃいけないんだよ」
「検察なめんなよ。命かけてんだよ、私は。あなたたちみたいに金をかけてるんじゃねえんだ。かけてる天秤の重さが違うんだ、こっちは。金なんかよりも大事な命と人の人生をこっちは天秤にかけて仕事してるんだよ。なめるんじゃねーよ」
などと、大声を交えながら激しい口調で、約50分間にわたって一方的に叱責、罵倒し続けました。














