第6 付審判決定に至る経緯

2022年3月29日、山岸さんは、田渕検事を特別公務員暴行陵虐罪で告発しました。これを受けて、田渕検事に対する監察が行われました。その結果、2022年6月17日、当時東京地方検察庁に配属されていた田渕検事に対して、次席検事が、本件の取り調べについて口頭で注意しました。これは、監察の結果なされる措置としては、最も軽いものでした。

最高検も大阪地検もそれぞれ監察を行い、東京地検と同じ6月17日、所属庁で指導を受けていることから、それ以上の措置の必要はないと判断しました。

その後、山岸さんの告発について、大阪地検は2022年6月21日、田渕検事を嫌疑不十分で不起訴処分としました。

これを受けて、山岸さんは大阪地方裁判所に付審判請求をしました。

2023年3月31日、大阪地裁は請求を棄却しましたが、山岸さんの抗告に対し、2024年8月8日、大阪高等裁判所が原決定を取り消し、付審判決定がされました。

第7 最後に

すべての証拠調べが終わったあと、取調室における田渕検事の本件公訴事実における言動が犯罪として処罰されるべき行為であることを論じたいと思います。
                                   以上