屋内でも“マスク不要”になる? 

そんな状況の中、屋内でのマスク着用を見直す案が政府内で浮上しています。

現在のマスク着用のルールは、会話をほとんどしなければ屋外では原則不要屋内では着用が推奨されています。

ただ、新型コロナを「2類相当」から「5類」に移行する議論とあわせて、症状がある人を除き、屋内でもマスクを原則不要とする案が浮上していています。こうしたマスク不要案について、街の人はどう思っているのか聞きました。

20代女性「また新しい(変異)株とかも出てきているので、ちょっと不安だなと。外はまだいいけど、中はちょっと不安」

50代女性「自分は喜んで外しますね。相手の顔が見えて話したほうが会話をしている気持ちになる」

20代女性「子どもがワクチンとかがまだ打てないので、外していいと言われても、外さないかなと思います」

小川キャスター:
お子さんのお話ありましたけれども、私もコロナ禍に出産したので、子どもは家族以外の大人の顔をほとんど見たことがないという状態なんですよね。

喜入キャスター:
子どもが「口が怖い」という声も聞きますよね。

小川キャスター:
それを考えると感情発達の面にも心配がありますし、そろそろかなと思ったりもするんですけれども、ただ医療現場では厳しい状況が続いている。政府は屋内でのマスク不要論を進めていいんでしょうか?

TBSスペシャルコメンテーター星浩氏:
岸田総理は、欧米を外遊してほとんどのところでマスク外してるということで、日本もなるべく早い段階でマスクを外す、と考えているようですが、マスクの問題も、2類、5類の問題も、日本の場合、医療体制が脆弱だということを考えなくてはいけないんですね。

例えばイギリスですと、国の指示でいざとなったら、お医者さんや看護師さんを動員できますが、日本には動員できるルールはないんですね。そういう体制が整備できないままマスクを外したり2類、5類の問題を進めていくと、また医療逼迫が起きるという現状をこの3年間変えてないわけですから、そこはやはり慎重に構える必要があると思いますね。