去年1年間(2022年)に山形県警が認知した刑法犯の件数は9年連続で減少し、戦後最少を更新したことが分かりました。「検挙率」は73.0%で3年連続で全国1位となりました。

刑法犯とは、殺人や強盗、窃盗など、「刑法」などによって定められている犯罪のことを指します。

山形県警察本部のまとめでは去年1年間に認知した刑法犯は2885件。

前の年より168件、率にして5.5%減少しました。


認知件数が6178件だった2013年から9年連続で減少し、戦後最少を更新しました。

容疑者の逮捕などに至った検挙件数は、2105件。

認知件数に対する検挙件数の割合を示す「検挙率」は73.0%で、前の年から9ポイント下がったものの3年連続で全国1位となりました。

刑法犯を6つの分類に分けた「罪種別」では、詐欺や汚職など、「知能犯」の認知件数が207件と、唯一、前の年より増えています。

内訳は、「詐欺」が193件と大部分を占め、前の年より48件増えているということです。

警察では、固定電話を留守番電話設定にするなど、犯人からの電話に出ないよう呼び掛けています。