悲しいお話も、最後は笑顔で
この『せんそうがやってきた日』は、ごく普通の温かい日常が、ある日突然の戦争によって奪われてしまい、難民となった子どもが直面する過酷な現実を描いた作品です。英語のお話でありながらも、絵を通して状況がしっかり伝わっていたようで、お子さんたちは本当に真剣な表情で聴き入っていました。
読み手を務めた翻訳家の長友恵子さんは、悲しいお話をただ伝えるのではなく、こんな強い思いを持っています。
子どもには『図書館は楽しいところだ』という風に思って帰ってもらいたいので、最後はクイズだったり、お絵描きだったり、紙芝居で笑って帰ってもらう。少し経って『あの時、なんであそこの図書館であんなお絵描きしてたんだろう』って思い出してもらうためにやってるんです(翻訳家の長友恵子さん)
楽しい思い出として心に残すことで、将来考えてもらうための種を蒔く。そのために、会場ではクイズやお絵描きなど子どもたちが楽しめる様々なプログラムが実施されました。
動物たちが大きな紐を引っ張るのに合わせて、みんなで「よいしょ、よいしょ」と声を出しながら楽しむ、参加型の紙芝居『よいしょよいしょ』もその一つです。 実は、この作品の最後には演じ手が自由に展開を作ることができる白い紙が付いていて、長友さんは、引っ張った先から「平和」という言葉が出てくる仕掛けを用意していました。















