数字の向こう側を想像する
「難民のものがたり展」を担当されている、UNHCR駐日事務所の林 茉以子さんにもお話を伺いました。
私たちは毎年この世界難民の日の前に、難民の新しい統計を発表しています。ですが、数字だけだと、なかなか一人一人の姿というのは浮かびません。こうした難民のものがたり展のような企画を通じて、一人一人の経験とかその思いを想像して、共感する機会を広げていきたいと思っています(UNHCR駐日事務所・林 茉以子さん)
林さんはさらに「絵本を通せば『世界にはこういう子がいて、こんな思いをして』という、“子どもと子どもの出会い”として伝えることができる」ともお話しされていました。
難民問題はどうしても「遠い国の出来事」と捉えられがちですが、今回、楽しいイベントのなかで難民のお友達と「出会った」子どもたちは、将来、この問題について考えるためのとても大切なきっかけになったと思います。

今回ご紹介した「難民のものがたり展」は、2024年6月に開始して以来、図書館、学校、書店、美術館など約30カ所で実施されてきました。特に最近は、小学校・中学校・高校などでの実施が増えているといいます。
UNHCR駐日事務所の林さんは、このように広く呼びかけていました。
「難民のものがたり展」は、本を通じて、故郷を追われた人々の物語に触れる展示企画です。本を入り口に、故郷を追われた人々への理解や共感を深めることを目指しています。さまざまな人・団体がおすすめする一冊をコメントとともに紹介するPOPを制作し、展示いただける実施先を募集しています(UNHCR駐日事務所・林 茉以子さん)
「難民問題について、自分たちにできることから始めたい」「子どもたちに伝えるきっかけを作りたい」という方は、ぜひUNHCR日本公式ウェブサイト『難民のものがたり展』をチェックしてみてください。
(TBSラジオ「人権TODAY」担当 : 工藤優作)














