■#痴漢祭り この時期SNS上で相次ぎ投稿

ここまで不正行為を行った場合といった内容をお伝えしましたが、許しがたいですが、受験生の人たちに向けたSNS上での相次いだ投稿がありました。「#痴漢祭り」といった言葉です。
当日は遅刻ができない、また緊迫感もある1日となりますので、痴漢などがあった場合には被害を訴えづらいのではないか、そういった受験生の弱みに付け込んだ痴漢をあおる書き込みなどが相次いでいるのです。

このような流れの中で東京都交通局は、車内や駅構内では放送による呼びかけ、さらには駅改札や車内の液晶モニターにも対策の動画などを流すなどといった対策がされています。痴漢撲滅キャンペーンです。
そして、受験直前のタイミングでおすすめするのも悔しいぐらいですけれども、警視庁から防犯アプリ「Digi Police(デジポリス)」もありますので、参考にしてみてください。
どういうものかといいますと、アプリを使って「痴漢です助けてください」などといった画面を出せるようになっているものです。「やめてください!」という音声が流れるシステムもあるということです。
さらには、第3者の方も使えるアプリとなっているのです。痴漢を見つけたら助けが必要かどうか「ちかんされていませんか?」と被害者に確認できるということで、絶対にあってはいけないことですけれども、できる限りの準備を進めてほしいとこですね。
ホランキャスター:
もしそういった被害に遭った場合は大変動揺しますので、こういったところに頭がすぐ回るかというと、そうではないかもしれないです。それを考えると、警視庁も取り組みを強化していますけど、周りの大人たちが全員でこの2日間、とにかくみんなで受験生を守ろうという空気感になってほしいなという気がしますよね。
米イェール大学助教授 経済学者 成田悠輔さん:
あとSNSでのあの手の書き込みについては、人力で消していくのは限界があると思うんですよ。なので、SNSを運営している側が、自動的にそれを摘発したり削除したりしていくような仕組みを整えるのが大事なんじゃないかなと思いますね。
誹謗中傷なんかも最近は、自動で削除するような仕組みを整えつつある会社が多いと思います。そういうものがどんどん広がっていくといいなと。
ホランキャスター:
特定のワードが引っかかると消えるようになるみたいなこと?
米イェール大学助教授 経済学者 成田悠輔さん:
そうですね。
日比キャスター:
現役の高校生の皆さんは、高校に入学してからずっとコロナ禍の中で、勉強も学校生活も送られてきたと思いますから、当日もコロナ対策に関してもいろいろと気を使うところだと思いますが、とにかく頑張ってください。応援しています。