全国的に雨となりそうな週末ですが、受験生たちにとっては、この先の進路を大きく左右する大学入学共通テストが行われます。

■あすから“大学入学共通テスト”

日比麻音子キャスター:
1月14日から大学入学共通テストが行われるということになります。受験生の皆さんにとって、お天気は非常に大事なポイントになると思います。

これまで振り返ってみても、2006年、このときは大学センター試験という名前でしたけれども、東京都心でも9センチの雪が積もりました。

國本未華キャスター:
このとき受けてました。

日比キャスター:
現役?

國本キャスター:
そうですね。覚えてますね。大変でした。寒いのと部屋の中はちょっと暑すぎたりとかして、調節も難しかったですね。

日比キャスター:
緊張もありますから、なおさら難しいですよね。

そして2021年は、北海道稚内市でかなり激しく雪が降りまして、中止になるという事態となりました。

こういった環境は受験生の皆さん、メンタルにも影響すると思いますが・・・。

ホラン千秋キャスター:
成田さん、いろんな状況やハプニングが起きてもおかしくないように、いろいろ工夫や対策をして皆さん14日挑まれるんだと思うんですけど。とにかく無事に終わって、できる限りの実力を出してもらいたいななんて思いますけど。思い出はありますか?

米イェール大学助教授 経済学者 成田悠輔さん:
全然覚えてないんですよね。寒かった記憶だけあります。確かにどの地域で受けるかとかによって、すごい影響がありますよね。だから、いざうまくいかなかったときは、そういう天気とかのせいにしておけばいいんじゃないかと。

ホランキャスター:
ここしかないと考えると天気のせいにできる?どうですか?

米イェール大学助教授 経済学者 成田悠輔さん:
ぐっと頑張りながら、万が一のときは言い訳を用意しておくというのもいいのではないかと。

■使用禁止の電子機器類使用で「それ以降受験禁止」の対処も

日比キャスター:
「大学入学共通テスト」という名前やシステムになったのは、2022年からになりますけれども、2022年にこんなことがありました。

当時19歳の女子大学生が袖に隠したスマートフォンで試験問題を撮影して、問題の解答を外部の人に依頼をしてカンニングをしていたということです。後日、警察に出頭する事態になりました。

このようなことを受けて、2023年にはリーフレットにこのような記載がありました。

使用禁止の電子機器類についてです。スマートフォンや電子辞書、ICレコーダー、イヤホンなどはまず使用しますと、不正行為となりますといったお知らせがあったわけです。

さらに試験当日には、一斉に机の上に電子機器を出して、電源がしっかり切れているのかを確認するといったチェックも入るということです。

万が一不正行為を行った場合には、受験の中止と退室、そしてそれ以降は受験禁止という対処、さらには受験した全ての教科や科目の成績が無効になる、そして、最悪の場合には、警察で被害届を提出することもあるといったお知らせもありました。

さらには、塾や予備校などに対してもSNSなどでの不正行為に一切関与しないように、つまり、答えを教えるなどといったことがないようにといった通知もされています。