「接待外交」の背景にウクライナ戦争 今後のG7サミットの役割は

実際、ヨーロッパ各国が、トランプ氏を“接待”したのには訳がありました。

今回、サミットでヨーロッパ各国が、トランプ氏への“おもてなし”に注力した背景にあるのが、5年目に入ったウクライナ戦争です。

世界遺産であるキーウの修道院が炎上した日、エビアンに到着したゼレンスキー大統領は、マクロン大統領の仲介でトランプ大統領と個別会談。アメリカに支援の要請を行いました。

その結果、ウクライナ支援やロシアへの圧力を強化することに、トランプ大統領も合意しました。

トランプ大統領
「(ゼレンスキー大統領と)良い会談をした。ロシアは和平合意すべきだ」

中国などの台頭で影響力が低下する中、それでもサミットの意義はあると、鶴岡教授は言います。

慶応大学(国際安全保障) 鶴岡路人教授
「G7の相対的な重要性が低下していくトレンドにあること自体は否定できない。首脳が直接対面で会って話をするG7が『場』として果たす役割は改めて示された」
「G7に代わるものは結局できなかったのが、ここ数十年の現実。首脳同士が相当深い、自由な議論をするというのがG7」
「必ず毎年何か新しい合意を積み上げていく、これ自体やはり非常に重要なこと」

混迷を深める今の世界で、G7サミットはどんな役割を果たすのでしょうか。