中東情勢で家計負担が年間「2万~3万円」増か

南波キャスター:
中東情勢に関しても、私たちの家計に影響を及ぼすのではないかという試算が出ています。

みずほ総合研究所(みずほ銀行内の組織)の酒井才介主席エコノミストの試算によると、食料品だけで、2025年と同じように生活した場合でも、年間で約2万円~3万円程度の負担が増えてしまうといいます。

その中で、肉類だけでも年間2500円~3500円の負担が増えてしまうということです。

和泉記者:
実際に影響が出始めるのが夏~秋ごろで、飼料や電力が値上がりしていきます。飼料については、7月~9月期は1トンあたり約3700円値上がりすることが決まりました。こういったところから肉類などが値上がりしていきます。

さらに、秋ごろ~2027年にかけては、作物を作るための肥料が高くなる見通しです。肥料は中東などで作られる天然ガスが由来なので、それが高くなることで、エサ用の作物も高騰していく可能性があるということです。

国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
いま、世界中で「肉の価格が高くなる要素」しかないんですよね。肥料や飼料の価格が高騰しているうえに、各国で奪い合いが起きている。さらに、日本に輸入されるものに関しては、最終的に円安の影響でもっと高くなる可能性があります。どこを見ても安くなる要素がありません。

仮に、中東での合意が本当に成立したとしても、(流通の)目詰まりや価格の高騰が収まるまでにはまだ時間がかかるので、しばらくはこの状況を我慢しなければいけないんだろうなと思います。

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<プロフィール>

和泉砂絵
TBS報道局経済部 農水省担当
大切な日はステーキより焼き鳥

堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BSーTBS「報道1930」ニュース解説